アダン実の筆
~世界でも珍しい果実の筆~
琉球アダンの筆の最新作
アダンは古くから祖霊の宿る木として民衆に崇められ、沖縄ではお盆が来ると熟した実を仏前や墓前に供える風習がありました。
特にアダンの果実で作る実の筆は「実になる」「身に付く」(成就)また「実」(種子)と言うことで
子孫繁栄を意味し、大変縁起の良い筆です。
アダンはタコノキ科に属し、地上の枝や幹から地面に向けて、
様々な太さの根(気根)が伸びます。
沖縄では、古くから霊木としてあがめられていました。
アダンの気根(地上の茎や幹から出る根)や、果実にも、強じんで、
弾力性のある繊維質が含まれています。
これに着目して、古くから筆が作られました。
アダンの熟した実だけを採取し、時間をかけ果肉を削ぎとし、
強靭な繊維質と柔らかな繊維質を取り残し、
筆として仕上げます。
毛筆で味わうことができない、
書き味が独特で、立てると細字に、
横にすると太字が書け、夢のある書き味が特徴です。
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